噛み合わない話: I’m sorry.って言ったのに。
皆さん台風は大丈夫ですか?ここ2日ネネちゃんの顔をまともに見てません。小屋に引きこもってます。
さて、今日は ”I’m sorry.” に関連したお話をします☆
ある英会話学校でこんな会話を見た事があります。
イギリス人先生アリソンと、生徒紀子の会話。(仮名です)
ある日、いつもハッピーなおばちゃん紀子さんが元気のない様子で教室に入ってきました。
アリソン「Hey, Noriko. Are you OK? You look sad today.」
紀子「Yes. I got an email from my daughter this morning. It said our cat died last night.」
アリソン「Oh…I’m really sorry, Noriko.」
紀子「え?え? No, No!! It’s not your fault.」
アリソン「Yeah yeah, I know that, but I mean I feel sorry for you.」
その後紀子さんはちょっとよく分からない感じで「That’s OK.」と言ってました。
(和訳)
アリソン「のりこ大丈夫?元気なさそうだけど。」
紀子「そう。今朝娘からメールがあって、そのメールにうちの猫が昨晩死んじゃったって書いてたの。」
アリソン「え、それはとても辛いわね。」
紀子「え?え? 違う違う!先生は何も悪くないよ。」
アリソン「うんうん。それは分かってるけど。同情するわって意味よ。」
さて、なぜ話が噛み合わなくなっちゃったのか???
それは紀子さんが ”I’m sorry = ごめんなさい”としか覚えてなかったからですね。
sorryの意味をDictionary.comで調べると
1.feeling regret, sympathy, pity, etc.
(後悔、同情、哀れみの気持ち)
と出てきます。もっと簡単に”feeling sad”と書いてるのもありました。
なので会話でアリソンは「I’m really sorry, Noriko.」=「それは、とても辛いね。」と同情してたんですね。ごめんなさいと謝るだけに使うイメージが強いかもしれませんがこちらの意味もしっかり覚えておくと
試験に落ちたという友達に
Oh, I’m so sorry, Takeshi. (残念だったね、たけし)
紀子の猫が死んじゃった事を先に他の人から聞いてたら、紀子に
I’m so sorry to hear about your cat. (猫ちゃんの事聞いたよ。辛いね。)
「俺は他人を信じない。家族だって信じてない」と言ってる人に
I feel sorry for you. (同情するよ)=(悲しい奴だなお前)
という感じで使えますよね。
では、「I’m sorry.」と言われればどう答えたらいいんでしょう?
ここはまずシンプルに一言「Thank you.」でいいでしょう。声をかけてくれて、気遣ってくれて、ありがとうという気持ちです。
余談ですが、「ごめんなさい」という意味になるのはsorryにregret(後悔する)という意味があるからですね。反省の気持ちがないなら謝るんじゃない!と言われた事があるでしょうか?
失敗は誰でもありますが、悪いことをしたらちゃんと「I’m sorry.」と謝れる人間になりたいですね。
と、まとめてみました。今日は台風でネネちゃんはお休みでしたm(_ _)m
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