英語と出会い、留学6年~そして独立に至るまでの道のり 第三章
ホームステイ先に到着
ホームステイ先は、ペンギンみたいに歩くおっきなおばちゃんLynn(リン)と、地元の高校に通う金髪カーリー好青年(風)ロシア人のDima(ディマ)との三人生活でした。
初めての晩御飯でリンとディマが話している事は分からない事がたくさんでした。ディマは地元の高校に通ってたし、まじめで勉強家だったので英語がその頃からすでに堪能でした。今はロシアで自分の学校を開いてしていて今でもたまにスカイプで話します。
リンは仕事をしていましたが、僕が語学学校から帰ってきて少しくらいして帰ってきてたので、夜は家でいました。テレビを見ながら三人でクッキーを食べながらおしゃべりしてても、初めのうちは肝心のテレビの言ってる事がいまいちわからず話に入れない時もありましたが、二人の会話を聞いてるだけでも勉強になりました。
二人とも僕の英語の質問はちゃんと答えてくれたのでそれも良かったんだと思います。
ディマとはいろんな事を一緒にしました。語学学校の友達とパーティをしたり、でっかい芝生の公園のど真ん中で酒を飲んで横たわって星を見たり、映画を見に行ったり、ビリヤードをしたり。
リンが夜中に風呂場で奇声をあげた事もありました。泥酔で帰ったディマが風呂場でリバースしてそれを片付けずに部屋で寝てしまったらしく、まっくらな中風呂場で手を洗おうとリンが入ると・・ツルッとすべったようです。骨折理由が「ゲロですべった」とかにならなくて本当に良かったです。
家が寒すぎて、二人でリビングで毛布にくるまって、温水の入ったバケツに足をつっこんでビデオを観ていて、それを見た裸足のリンがあの外人特有の「何してんだよ男のくせに」みたいな顔で呆れてたのも覚えてますw
ホームステイは少し高いかもしれませんが絶対におススメです!僕が1年で飛躍的に英語が伸びたのもホームステイが良かったからだと思ってます。
語学学校では
語学学校にはバスで行きます。早めのバスに乗っていかないとバスがいっぱいだと、停車せずにスルーしていきます。遅れるのも普通です。なので微妙な時間に行くと、バスがもう行ったのか、もしくはまだ来てないか分からず不便でした。
学校では相変わらずリスニングに苦戦しました。先生によってはガチで何言ってるか分からずクリスという小太りの男の先生の顔は今でもはっきりと覚えてます。彼の英語が分かるようになってくると自分の上達をすごく感じる事が出来ました。
語学学校で知り合った友達は一生もんです。この時に年齢の垣根を越えて本当の友達になれたのは、海外だったからだと思います。異国の地で出会う仲間の絆には特別なものがあります。それを今でも感じます。
さて、語学学校で2、3ヶ月たった頃には、頭から日本語がなくなりつつありました。英語を話している時は、頭の中では英語のみになっていました。
これには人によってかなり時間差があるようでしたが、僕の場合は少し早かったみたいでした。
この理由ははっきりしています。それは高3の夏休みに同じ語学学校に1ヵ月留学をしに来た時に英英辞書を購入し、それから勉強にはずっとそれを使っていたからです。
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英英辞書とは、英語の意味を英語で説明したもので日本人からする、国語辞典のようなものですが、英英辞書には学習者用があり僕はそれを使っていました。
これにより、英語の単語は日本語を介してではなく、そのまま英語で覚えられていたのです。皆さんがsupermarketはsupermarketで覚えているのと同じです。
クラスの中で分からない事はとにかくいつも質問していました。日本人は他の国の生徒と比べて控えめな人が多いのですが僕はそのタイプではなかった様です。他の生徒にうざがられてたかもしれませんねw うざがられたという意味では、先生にほぼ毎日日記を提出していました。これで先生にもうざがられてたかもw いえいえ、僕が頑張ってるのをすごく喜んでくれていました。
この語学学校でいた先生達のようになりたいと思うようになり・・この頃から日本に帰ったら英会話講師になりたいと思っていました。
あと、語学学校でありがちな事ですが、同じ国の人同士で集まって自分の国の言葉で話しする。当時は留学しに来たからには日本語は極力話さないようにしていたので、日本人同士でも英語を話して違和感のない人達と自然と付き合っていました。正直日本人の友達はあまり作らないようにと意識していましたが・・
これは違うなといつ頃か思うようになりました。人とのつながりの方が大事で、人とのつながりがまた新しい出会いを生み、それをうまくしている人に何人か出会いました。
しかしそれでも留学1年目は、ほとんど英語で過ごしました。日本人の彼女がいましたがその子ともずっと英語で、口げんかでも英語でした。
留学を短期間で成功したいのであれば、日本語禁止令を出すのは効果的です。同じ信念を持った人は集まります。ただそれにこだわり過ぎず、人との広い繋がりによってもっとすばらしい出会いがある事も忘れず楽しんでほしいです。
語学学校外での交流
語学学校も後半になると、先生の言っている事もほぼ全て分かるようになっていました。
ホストのリンの言ってる事も難しい事でなければ分かっていました。
しかし、BMX(自転車でトリックするスポーツ)を日本から持ってきて練習していた僕に話しかけてきた、ブレイクダンサー達と会うようになって・・自分のリスニング力のなさに何度も凹みました。
1対1、もしくは2対1の会話はどうにかなるのですが・・彼ら同士が話している会話はほんっとうに分からない事だらけでした。話によったら30%も分かってない?感覚なものなのではっきりとは言えませんが・・楽しいと同じ位凹んでました。
語学学校の先生達はスピードもそうですがかなり単語や表現の仕方を選んで話してくれてます。日本人の僕らが外人の人と話す時に言葉を選ぶのと同じです。ですので生の英語はかなり別物でした。
リスニング力を上げる為に
リスニング力を上げる為には努力をしました。夜はラジオをずっと聴いてました。洋画のビデオを大量に観てました。
ただしこの2つのやり方は効率が悪かったかなと思います。ラジオは・・分からない事が多く復習が出来ないので分からないところは分からずじまい。洋画のビデオに関しては同じものを繰り返して観る方が、色々なものを一回ずつ観るより効果的です。(ただしこのやり方は自分には向いてなかった)
洋画を観ている時には、出てきた気に入ったフレーズや知らない単語をノートに書いて練習していました。これはよかったと感じました。
あと、リスニングといえども、日記をいつもつけたり、単語量を増やしたりする事、そして速読は効果的だと思いました。総合的な英語力を上げる事につながるからですかね。”自分が言える事”は”聞こえやすい”という事ですね。
速読には本や雑誌、新聞を読む他に、洋画を字幕をつけて観るという方法もあると思います。続けられる方法でやってみてください。
「リスニング上達=聴く練習」というわけではないんですね。
第4章へ続く(近日更新)*メルアド登録で更新をメールでお知らせ↓↓↓
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今日初めてこのブログにたどり着きました。面白いですね〜続きが気になります!